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I love Insulator !!!!!  2004

I love Insulator !!!!!  2004_d0222386_16414239.jpg

*
「Insulator Tree story (インスレーター・トゥリー・ストーリー)」
単行本「micace(ミカセ 2004年青林工藝社刊)」に収録です。

中央のポストカードはプリントごっこ製。
熱上げ過ぎて架空のインスレーター・クラブの
刺繍エンブレムまで作ってしまいました。

I love Insulator !!!!!  2004_d0222386_1722611.jpg


碍子ハントのお供にぴったり、
ハンディなアコーディオン折りのインスレーターミニ図鑑
「Glass Insulator little picture book」は現在もお取り扱い中。


* 
追記:   Insulator Tree storyを描き始めたときは、まだ
手元にグラスインスレーターの現物はありませんでした。
海外のサイトで、さまざまな種類のグラスインスレーターや
腕木にインスレーターを残したまま森や湿地帯の中で朽ちている
木製の電信柱(ポール)などの風景の厖大な画像を見ているうちに
インスレ熱が高まり、どうしても現物が欲しくなってお願いして
海外から取り寄せてもらいました。
半ば産業廃棄物のようなガラスの部品(パーツ)の本体価格は
あってないような値段の数ドル、シッピングコストのほうが何倍も掛かりました。
それでも、始めて実物が届いたときはほんとうにこんなに何かモノが届いて
うれしかったことはないというくらい、嬉しかった。


実物のガラス碍子は、思っていたよりもずっしりと持ち重りがして
その現物の重みの実感が漫画の最初のほうに描かれたグラスインスレーターと
最後のほうに描かれたインスレとで絵から受け取る「重み」の印象の
違いとなって現れているようです。
まさに、一番最後の場面の下描きを描き始めたときに
左上の青いグラスインスレーターが届いたことを憶えています。


赤面するようなことだけれど、自分で漫画を描いているうちに
自分がすっかり「その気に」なってしまい、あとで事後の確認のように
対象物を手に入れたり、特定の場所を訪れたりして
確かめることが多い。
場合によっては、敢えてはじめのインプレッションや空想に
よけいな感覚の付随を与えないためにもそのほうがよいこともあるかも
しれない、そんな気もします。




by junekite | 2011-02-26 19:00 | 作品アーカイヴス帖
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