* 「Insulator Tree story (インスレーター・トゥリー・ストーリー)」 単行本「micace(ミカセ 2004年青林工藝社刊)」に収録です。 中央のポストカードはプリントごっこ製。 熱上げ過ぎて架空のインスレーター・クラブの 刺繍エンブレムまで作ってしまいました。 碍子ハントのお供にぴったり、 ハンディなアコーディオン折りのインスレーターミニ図鑑 「Glass Insulator little picture book」は現在もお取り扱い中。 * 追記: Insulator Tree storyを描き始めたときは、まだ 手元にグラスインスレーターの現物はありませんでした。 海外のサイトで、さまざまな種類のグラスインスレーターや 腕木にインスレーターを残したまま森や湿地帯の中で朽ちている 木製の電信柱(ポール)などの風景の厖大な画像を見ているうちに インスレ熱が高まり、どうしても現物が欲しくなってお願いして 海外から取り寄せてもらいました。 半ば産業廃棄物のようなガラスの部品(パーツ)の本体価格は あってないような値段の数ドル、シッピングコストのほうが何倍も掛かりました。 それでも、始めて実物が届いたときはほんとうにこんなに何かモノが届いて うれしかったことはないというくらい、嬉しかった。 実物のガラス碍子は、思っていたよりもずっしりと持ち重りがして その現物の重みの実感が漫画の最初のほうに描かれたグラスインスレーターと 最後のほうに描かれたインスレとで絵から受け取る「重み」の印象の 違いとなって現れているようです。 まさに、一番最後の場面の下描きを描き始めたときに 左上の青いグラスインスレーターが届いたことを憶えています。 赤面するようなことだけれど、自分で漫画を描いているうちに 自分がすっかり「その気に」なってしまい、あとで事後の確認のように 対象物を手に入れたり、特定の場所を訪れたりして 確かめることが多い。 場合によっては、敢えてはじめのインプレッションや空想に よけいな感覚の付随を与えないためにもそのほうがよいこともあるかも しれない、そんな気もします。 ☆
by junekite
| 2011-02-26 19:00
| 作品アーカイヴス帖
|
by junekite
Official Blog「 鳩小屋通信」
◆お仕事や展覧会、イベントのご報告を更新。刊行物のリストもこちらから。 カテゴリ
ブログパーツ
以前の記事
2019年 12月 2019年 09月 2019年 04月 2016年 07月 2016年 04月 2016年 02月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 タグ
日々(217)
好いもの(56) 小品(53) 鳩小屋食(53) 原画(50) 散歩(37) エルネストの鳩舎(34) 展覧会(34) 漫画(32) 薔薇(28) クリスマス(18) すみれ分室(15) 球根計画(13) いつか知っていた場処(12) ジャケット装丁(10) 雲見(8) インスレーター(8) ダゲレオタイピスト(6) 北京(5) 豆本(4) 最新の記事
フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||