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水の団扇

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ざぁっと一雨降ったあと、
あんなに厳しかった夏の暑さが嘘のように
すぅっとひいて、秋口のような過ごしやすさに。

だから、急いでご紹介しなくちゃと思って
―この水うちわ。夏空の光に透かすと、水面に咲いた花を
掬っているかのよう。もしも、背中に好きな翅(はね)がもらえるなら、
こんな珍らかな花を描いた透明な翅(はね)が欲しいかも。

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水うちわは、岐阜の工芸品。
雁皮(がんぴ)という手漉き紙に天然のニスを塗ることで、
強度を備えた水のような透明感のある団扇に仕上がるのだそう。
長良川の夕涼みに、舟の上からこの水団扇で川の水を掬って
遊んだと言います。そのようすを想像するだけでも、
夕暮れの川面を渡る涼風がどこからともなく感じられるよう。

・・・それにしても、こんなに素敵な団扇を
いくら強度があるからといって水に浸すとは・・・!
贅沢ですね~、もったいなくてちょっと考えられません!

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蔓花の面影の映る水面と、その向こうの水の中の太陽。













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by junekite | 2011-08-20 23:45 | 日々帖
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