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師走某日    富有柿のカルパッチョ

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ひさびさ、鳩小屋食です。ちょっと家で何か作りたくなる余裕が
でてきました・・・と言っても、わさびと生姜を効かせたドレッシングを作って
薄くスライスした富有柿にかけただけですが。
これは、いつも拝見している料理ブロガーさんのお料理を真似してみたものです。
本当は小葱を散らすと色合いもよさそうですが、この日は紫玉葱だけ。

これは、わさびと柿の甘味があいまって
本当に美味しい!どうしてだか、「ものすごく美味な海産物」・・・の風味を
感じてしまいます、どうしてかな?
そういえば、種を抜いてスライスした柿がどことなくスカシカシパンに
似ているような・・・・。??
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*
師走某日、この日は
勝本みつるさんが今夏まで作品を制作されていらした
昭和初期に立てられた洋館 ビラ・グルネワルトの一室に
その部屋で生まれた作品をおき、ながれていた時間とその空間をみる
四日間だけの展覧会の最終日。
日曜日ということもあり、たいへんな盛況でした。
幾度かお招きいただいたこともあるその懐かしい空間は
立ち去りがたく、名残惜しいものでしたが
大きな窓枠、古いヒーター、台所のタイル、玄関の館内電話機、
そっと心の中だけでお別れを告げて 黄金色の落ち葉の敷き詰められた
洋館の敷地を後にしました。

ついでに、以前からわたしの大好きな
擬宝珠(ぎぼし)電柱のシャシンを改めて撮っておこうと、寄り道。
これ、やっぱり橋の廃材から作られたんでしょうか!
上のほうには、もう電線のついていない二つの古い白い碍子も
見えますね。

午後の月が、電線にぴったりくっついて
産み付けられた虫の卵みたい。(笑)
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イチョウの高い梢から、銀杏の月がポロリ、の図。

*
この日の終わりには、パラボリカ・ビスさんでの
吉田アミさん、大谷能生さんによるカストラチュラ朗読会へ。
カストラートという特異な「声」を発するものを描いた(つもりの)作品が
生きている「声」で、息吹によってあたらしく世に生まれ変わり出で、表現されること。
それを聞くことはとても不思議な体験でした。
アミさんの最後のほうの声、世界のどこかで薄い玻璃を、きっと震わせたはず。
ふたたび、肉体の発する声というもの、アミさんがいちばん最初に出した
「声」、どうやって「声」を発見したかについて、思いを馳せました。

それはともかく、自分が大昔に描いたマンガの文章を
目の前で朗読されることは、かなり恥ずかしい・・・!!!
気恥ずかしさで、カオの中心がきゅーーーーーっと寄り集まって
ジブンの顔がへんな様子になっているのがすっごくわかりました(汗)
今野さんのゴハン(とりどりの、美味なパスタ!)と、
たのしいおしゃべりと少々のワインで、滅多に出掛けない日曜日の夜は
帰り道の師走の夜風さえも心地よく、気恥ずかしさもどこへやら、
機嫌良く家へ辿り着いたのでありました。

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by junekite | 2011-12-05 18:50 | 日々帖
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