毎年たくさん届けてもらえる洋梨のラ・フランス。 そのまま置いておくと、いっせいに食べ時を迎えるので そうなると熟した梨を日に二個も三個も食べないと追いつかないほど。 そこで、今年は初めて赤ワイン煮を作ってみました。 煮崩れないよう、まだ熟し切っていない固い果実を使うから これならワイン煮のラ・フランスを愉しむ間、籠盛りの姿を鑑賞しつつ 生食用の果実が熟すのを待ち・・・慌てることなく(?)ぜんぶのラ・フランスを 愉しむことができます。うん、これから毎年、半分は煮るなり焼くなり(?)して、 加工してみよう。(笑) クローブなどのスパイスを加えてもよさそう。 赤ワインに少し蜂蜜も加えてあります。 丸ごとの洋梨、ちゃんと全体がボルドー色に染まるかな?と思っていたけれど、 一晩冷やしておいたら、このとおり。冷蔵庫の中で待機する、ボルドー色の誘惑。 ブログのタイトルが些かこじつけが過ぎることを気にしつつも (気にせずまいります・汗)少し前に「ポール・デルヴォー展」、観にゆきました。 子供の頃、家にあった「世界の美術」全集の近代美術の巻に 一枚だけ収録されていたデルヴォーの絵は、今思えば夜の光景の絵でもなく、 月も路面電車も描かれていない、乾いた砂色の海辺での白昼夢の一場面ような、 「セイレーンの村」という絵。 もちろん、そのただ一枚きりの絵で、たちまちデルヴォーの世界の虜になってしまいました。 同じ巻に収録されていたアンソールの絵と共に・・・。(偶然、同じ時期にアンソールの絵も 都内の展覧会にきているようす。まだやっているのかな?) デルヴォー展の会場の出口に、デルヴォーの私物、パレットや壺にさした絵筆、 画中によく登場する赤いカンテラ・・・などが展示されており、 その中に、特に錆びた鉄の支柱がついたままの白い陶器の碍子があって、感動! そういえばデルヴォーの絵には鉄道や路面電車、電柱と共に、そこに附属している 白い碍子もかなり頻繁に登場しますね。何だか、とってもいいもの見たな~という気分に なりました。展示の絵が素晴らしかったのは勿論ですけれど! デルヴォー展は府中市美術館で、11月11日まで開催中。 やっぱりデルヴォー、いいですよね~~。 (好きすぎて他の感想のコトバが特に無いです、スミマセン。) ☆
by junekite
| 2012-11-06 15:22
| 日々帖
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