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「白いバラの咲く頃に。ダゲレオタイピストに捧ぐオマージュ展」が始まります。

いち早いお知らせはtwitterから。


初夏のような風が、新緑の木々の間を吹き抜けて
気が付けば窓辺の白のミニバラのグリーンアイスも
来る五月の装いのために、数多くの蕾を膨らませ始めています。
いよいよ5月の6日(金)から9日(月)まで、
Gallery SAGA(ギャラリーサガ)にて
拙著「ダゲレオタイピスト」(2009年 青林工藝舎刊)へのオマージュ企画
「白いバラの咲く頃に。ダゲレオタイピストに捧ぐオマージュ展」が
開催されます!私も、ささやかながら小品を出品するはこびと
なりましたので、駆け足ご紹介してまいりたいと思います。
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直筆モノクロームペン画二点は、単行本「ダゲレオタイピスト」の
壮麗なカバーデザインのパーツ絵に実際に使用した
素材画より、「百合と小鳥」、「マザーグースの絵本、紳士用眼鏡」を
額装してこのたび出品いたします。
もしも単行本をお持ちの方は、反転して虹色がかった銀色に
箔押し印刷されたパーツ絵がそれぞれどの箇所に組み込まれているか、
ぜひ探してみてくださいね。(紳士用眼鏡は口絵のシルクハットの傍に、
マザーグース絵本はうしろの見返しの部分にも使用されています。)
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百合と絵本の箇所、見えるでしょうか?小鳥も、実際に使用されたものを
切り抜いてコラージュしました。
絵本は巻末見返しにも。
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そして、モーニングジュエリー(喪に服す期間に着用したり、
個人を悼み偲ぶために身につける装身具)とともに
愛するものを身近に引き寄せ、感じるために身に着けられた
ジュエリーの定番といえば、「Lover's eye(恋人の目)」。
その特別なジュエリーを模して
作中に登場する二人の少年の瞳にひとひらの小さな白薔薇の花弁を
添えて、スワロフスキーの涙粒を一粒加え
小さな黒い額に納めて制作した直筆小品を数点、出品いたします。

・・・と、制作しながら、
途中大事な(!)事に気づきました。
グリーンの瞳は弟のダニー、
もうひとつの「ブルー」の瞳に、何の疑いも抱かず
「Ernest」と兄の名前を付してしまったのですが、
作中に、兄アーネストの瞳は「はしばみの実の色」と
書いてあるではないですか・・・・。
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(この前のほうの場面ですが・・・)

いやはや、もう何も考えずただただ、
「青い小さな瞳に白薔薇の花弁を添えて描きたい!」という
一念だけで突っ走ってしまいました・・・。
というわけで、こちらのブルーの瞳は、銀板写真独特の
ソラリゼーション現象の「青」が、兄アーネストの瞳に
顕れたもの!という設定(?)でどうぞひとつ何卒、
よろしくお願いいたします・・・。(なんという苦し紛れ!)
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そのほか、今回のダゲレオタイピスト展の
テーマとは異なりますが、しばらくこつこつと描きためていた
纏足靴「Lotus Shoe./Castratura」の直筆画も
三点ほど、ギャラリーに入荷の予定です。
今回ギャラリーに新規に納めますのは、
◆「菫と茶器の纏足靴」
◆「菊花と金魚の纏足靴」
◆「蓮花と蝶の水色の纏足靴」
以上の三点です。会場にお越しの際は常設のハト棚コーナーに
設営の予定ですのでぜひご覧くださいませ。
また、上記の直筆原画の作品のほかに
少しだけやさしめの値段の紙モノもご用意いたしております。
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何と申しましても企画展の主役は、ご参加くださる
作家様方。今企画の立案運営を担ってくださっております
ギャラリー内大金庫に「Maison de K 」を構える
アクセサリーブランド「k Plusoi.」の作家koto.様に、
孔雀洞雑貨舗様、スパン社様、Radiostar様、ゆうき蜜子様による
出品に加え、高円寺のArt&Antiques LECURIO様が、
漫画「ダゲレオタイピスト」に纏わるアンティークアイテムを出品され、
また、より濃密な世界観を体感いただけるよう
ギャラリー内の空間演出なども手掛けてくださるそうです。
おりしも五月、ギャラリーの古い石造りの外壁を
白の蔓薔薇が覆いつたう爽やかな初夏のひとときを、
静謐な黒と銀の空間と多彩な作品世界に身を浸しに、
そっと足をお運びになってみてはいかがでしょうか。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。

こんなときに肝心の「ダゲレオタイピスト」単行本が
ありがたいことに版元の青林工藝舎さんでも
在庫がなくなってしまいましたそうで、ギャラリー会場で
単行本のほうはあまり冊数を取り揃えることができませんでした。
書店などでお見掛けの際にぜひ入手していただけましたら
幸いです。

ギャラリーSAGAへアクセスは、ギャラリーブログ内の
地図をご参照ください。水天宮前駅 2番出口からお越し下さいます際は
地上に出ると一瞬方向がわからず迷ってしまいそうになるので、
まずは周囲を落ち着いてご覧いただき、
ドトールコーヒーのある方向へ、とにかくまっすぐ
(このまま進んで大丈夫なんだろうか・・・とちょっと不安に
なりかけるくらいの距離を10分程度)進んでいただき、
すると橋の上に上がる階段が目の前に現れますので、
それを昇りますと、突如隅田川のひらけた景色が広がります。
橋の名前は隅田大橋、左手にスカイツリー、右手に
タワーマンション群を眺めつつ橋を渡り下ったら
小さな信号を渡った右手のすぐの方向に、古い大正モダン建築の
建物のギャラリーSAGAがございます。

ギャラリーSAGAさんでは、もしかしたら
あまり混雑していないとき限定になるかもしれませんが、
今回はなにやらおいしそうな手作りのシロップのお飲み物の
ご用意もあるとの噂が。
清澄白河からお越しのお客様も、門前仲町からお越しくださる
お客様も、(そのほかさまざまなアクセスでいらっしゃるお客様も)
ご無事に辿り着いて、ぜひゆっくりと会場での
お時間をお過ごしくださいませ。




ハトヤマイクコ拝。
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by junekite | 2016-04-26 16:16 | 日々帖
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