カテゴリ:作品アーカイヴス帖( 15 )

典雅な靴  Etching of shoes.

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パトン(オーバーシューズ)をつけたルイヒールと、
19世紀末の婦人靴。
制作時期・・・恐らく2000年以前?

エッチングのプレス機も、もう奥に仕舞い込んでしまって
銅版画を刷る機会もすっかりなくなってしまいましたが、
空気に秋の気配を感じる頃になると
薄くグランド剤をひいた銅板の表面に、よく研いだニードルの切っ先を
カリッと当てる、あの最初の感触は
やはりよかったなぁと、昔の作品を目にしたときなどに
ふと、思い出されるのです。

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by junekite | 2011-10-16 15:12 | 作品アーカイヴス帖

DAGUERREOTYPIST Limited Edition Postcard Set 2009

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「ダゲレオタイピスト ―銀板写真師―」は、
2007年に月兎社より限定BOX作品として発表、
2009年に青林工藝舎より単行本化された記念に、
カバーや奥付に使用したペン画イラストを版下に使用した
限定ポストカードセットを制作しました。

カバー絵と同じ主人公の少年の二つ折りカードは
銀の洋封筒をセットにしたグリーティングカードセット。

*
木の皮の箱に入ったブリキの玩具の兵隊と、
ダゲレオタイプの写真機、写真用飾り枠(フレーム)、鳩のモチーフ。
(共にポストカード)
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左側、ボルドー色の二つ折りカードには
単行本に加えた描き下ろし作品「The widow of fisherman can't stop
knitting.」に登場する古風な手芸道具、籠の中に毛糸玉を入れて
いつでも編み物ができるよう手首に下げておくための
ヤーンホルダーをモチーフに。共色の洋封筒をセットにしたグリーティングカードセット。
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右下、シルクハットと" Who killed CockRobin ?(誰が駒鳥殺したの?)"の
歌を載せた古い絵本。奥、黒地に銀のインクで翼の生えた砂時計に" LIVE TO DIE”の文字。
(共にポストカード)
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奥の、飾り文字Dに眼鏡、駒鳥、鍵のモチーフを配置した
ブラウンの型押し模様のある紙のファイルの内側に、
当時最も普及したダゲレオタイプの手札版写真(カルト・ド・ヴィジート)サイズの
銀紙に登場人物の「銀板写真師」の横顔を直筆で描いたものを
一枚、フォト・コーナーで留めてポストカード四枚、
封筒付きグリーティングカード二セットと共におさめて
紺青のリボンをかけ、限定ポストカードセットとしました。
制作技法はプリントごっこ。
*
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   その脆さと紫がかった金属光沢のために
   蝶の翅にも喩えられた銀の写真は、
   写真の歴史から永久にその姿を消し去った。

   (ダゲレオタイピスト  冒頭文より)




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by junekite | 2011-06-29 00:05 | 作品アーカイヴス帖

「MY FAVORITE ABC   The little picture book 」 1998

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豆本「MY FAVORITE ABC   The little picture book」
初めて制作した豆絵本型オブジェ。
アルファベット一文字につき、ふたつのお気に入りのものを選り抜き
組み合わせて描いた26枚のイラストで構成されています。
表紙はグリーンかピンクのマーブル紙、
金か銀のタッセルを付けて全体にハトロン紙掛け
背と表紙にラインストーンを施して仕上げました。
1998年制作。 
(※現在こちらの作品は制作しておりません。)



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by junekite | 2011-06-15 10:19 | 作品アーカイヴス帖

SELF COVER ALBUM「MEDLEY」清春(2009)ジャケットイラスト素材提供

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清春のSELF COVER ALBUM 「MEDLEY」(2009 /avex)、
アルバムCD,DVDジャケットのアートワークへのイラスト素材を手掛け、提供しました。
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百合の花、翼、王冠、蝶、ピストル、オルガンなどを個別に描き、
幾通りにも組み合わせるかたちで生まれた、
グラフィックデザイナー 秋田和徳氏によるアートワーク。
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同じく黒夢の日本武道館ライブ(2009年)を収めたアルバムCD,DVDジャケットへの
イラスト素材を提供しました。
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黒夢 kuroyume the end CORKSCREW A GO GO! FINAL (2009 /avex)
初回生産限定盤[DVD]
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黒夢 kuroyume the end CORKSCREW A GO GO! FINAL (2009 /avex)
[初回生産限定盤]
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by junekite | 2011-06-04 12:00 | 作品アーカイヴス帖

Seed Packet '04 ~'09    オリジナル 種袋 三種

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2004年から2009年まで、(制作しなかった年もありましたが)
オリジナルの種袋をつくって、タネの配布企画とともにお届けしました。
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西洋朝顔"Milky Way"と、"Nigella damascena(ニゲラ)の二種類の種袋の包みは
2008年度版。「デッドストックで大量に見つかった古いタネ袋」の趣きをイメージして。
和紙の包みの上、「熨斗」に見立てた小さなグラシン袋の中には、
乾燥した矢車菊の青い花びらが入っています。

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2009年度版の三角種(たね)包み。
この年、確か彗星が到来。名前に「流星」や「青水晶」を冠した変化朝顔に因み、
彗星、水晶と組み合わせて描いた三角切手風のラベルで制作。

*
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こちらが初代、2004年度版種袋。

このほかの年にも、たしか二種類のタネ袋を作りました。
ノウゼンカズラの絵で、熨斗袋型の包みの封を
ひとつひとつ紅い糸で縫い綴じた種袋と、朝顔とヨットを表に描いた種袋です。
こうして並べてみているうちに、またオリジナルのタネ袋を
作りたくなってきてしまいました。

*
そろそろ、八重桜の出番の季節が控えています。
春の種の蒔き時期も、もうすぐそこまでです。

(追記: 2009年、地球に最も近づいたのはルーリン彗星とのこと。)
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by junekite | 2011-04-19 11:48 | 作品アーカイヴス帖

灯台と鉱石のグリーティングカード / Greeting card : A Light house & The Mineral  2005

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2005年の目白の個展「BRANCH SCHOOL DAYS」で制作した
グリーティングカード二種です。
灯台と鉱石図鑑、プリントゴッコ製。

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手もとに残っている鉱石のカードは、少々版のずれた出来のもののよう。

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私事を申しますと
地震の五日後からの日程で
春の灯台や、出産ラッシュのこの季節生まれたばかりの子羊たちに
会いにゆく春の小旅行を計画していました。
あの小さな白い灯台に会いにゆき、春の到来を心の底から
迎えることができるような、そんな平穏な時はいつか巡ってくるでしょうか。


追記:
原発をテーマに扱った山岸凉子さんの漫画(1988)「パエトーン」 、無料公開中です。
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by junekite | 2011-03-25 23:54 | 作品アーカイヴス帖

「VIOLA MANIA」 ヴィオラ・マニア  2003

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菫(すみれ)の豆本、”VIOLA MANIA”(ヴィオラ・マニア)。
2003年の制作です。

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水色と濃紫色、二種類の表紙のものを
制作して販売しました。
特別に白い紙の表紙の「白菫」版を作ったり、
黒い色紙の表紙に錆金色の長いタッセル(房の部分が10cm)を
使用した、「黒菫」版を制作したことも。

クリスタルボックスに入れて細い銀の糸で結び、
さまざまな外国切手を右上端に貼ったラッピングで
お届けしました。

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(※現在こちらの作品は制作いたしておりません。)

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by junekite | 2011-03-03 19:02 | 作品アーカイヴス帖

station émettrice du kemigawa  検見川送信所 2010

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2010年の7月、国内で現存する最古の送信所跡地
検見川送信所跡地を探訪、撮影した写真を元に
架空のスナップ写真のシリーズを制作しました。
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日本発の本格的な国際放送を送信したとされる
国内に現存する最古の送信所建築。
設計者はのちに東京中央郵便局なども手掛ける通信省技師の吉田鉄郎氏
局舎は1926年(大正15年)竣工。コールサインは日本第一号を示すJ1AA。
1979年(昭和54年)に閉局。






BGM : GUERNICA 「戒厳令」 (1989)
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by junekite | 2011-02-28 21:45 | 作品アーカイヴス帖

Um cartão de azulejo  アズレージョのクリスマスカード 2009

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「白い金平糖の島」(コンセプトBOX作品 月兎社刊)刊行に合わせて
アズレージョ・タイルをモチーフにしたクリスマスマのグリーティング・カード作品を
制作しました。

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手漉きの紙を漆喰の白壁に見立てて
手彩色の四枚組のアズレージョ・タイルのうちの1ピースを
剥落したタイルのように切り抜き
グラシン紙の袋に入れて鳩目で封をしたものを添えました。
剥落したあとのアズレージョの余白に活版の☆印を金インクで捺しました。


ポルトガル語の祝辞とともに、窓付きの二つ折りのカードのほうには
王冠や玩具の太鼓などを持った少年、天使の後ろ姿が描いてあります。
白い箱に収めて、Blue&Whiteのクリスマスのオリジナル作品としました。

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Feliz Natal !
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by junekite | 2011-02-26 20:46 | 作品アーカイヴス帖

I love Insulator !!!!!  2004

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「Insulator Tree story (インスレーター・トゥリー・ストーリー)」
単行本「micace(ミカセ 2004年青林工藝社刊)」に収録です。

中央のポストカードはプリントごっこ製。
熱上げ過ぎて架空のインスレーター・クラブの
刺繍エンブレムまで作ってしまいました。

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碍子ハントのお供にぴったり、
ハンディなアコーディオン折りのインスレーターミニ図鑑
「Glass Insulator little picture book」は現在もお取り扱い中。


* 
追記:   Insulator Tree storyを描き始めたときは、まだ
手元にグラスインスレーターの現物はありませんでした。
海外のサイトで、さまざまな種類のグラスインスレーターや
腕木にインスレーターを残したまま森や湿地帯の中で朽ちている
木製の電信柱(ポール)などの風景の厖大な画像を見ているうちに
インスレ熱が高まり、どうしても現物が欲しくなってお願いして
海外から取り寄せてもらいました。
半ば産業廃棄物のようなガラスの部品(パーツ)の本体価格は
あってないような値段の数ドル、シッピングコストのほうが何倍も掛かりました。
それでも、始めて実物が届いたときはほんとうにこんなに何かモノが届いて
うれしかったことはないというくらい、嬉しかった。


実物のガラス碍子は、思っていたよりもずっしりと持ち重りがして
その現物の重みの実感が漫画の最初のほうに描かれたグラスインスレーターと
最後のほうに描かれたインスレとで絵から受け取る「重み」の印象の
違いとなって現れているようです。
まさに、一番最後の場面の下描きを描き始めたときに
左上の青いグラスインスレーターが届いたことを憶えています。


赤面するようなことだけれど、自分で漫画を描いているうちに
自分がすっかり「その気に」なってしまい、あとで事後の確認のように
対象物を手に入れたり、特定の場所を訪れたりして
確かめることが多い。
場合によっては、敢えてはじめのインプレッションや空想に
よけいな感覚の付随を与えないためにもそのほうがよいこともあるかも
しれない、そんな気もします。




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by junekite | 2011-02-26 19:00 | 作品アーカイヴス帖