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真綿の下の氷

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厚い真綿のお布団をめくると、みづいろの宵闇に
ふうわりと浮かび上がる蛍の姿
薄氷(うすごおり)の名前のとおり、冬の朝の水田や水溜に
一面張られた薄氷が自然に割れたようなかたちの儚いお菓子が
夏の間だけ、氷の上に蛍の姿を閉じこめて
一層の凉を呼ぶかのようです。
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白梅軒五郎丸屋さん。ペパーミントグリーンに紺の意匠の包装紙もいいですね!

*
明日、サイン会会場にお越しくださいます皆様、
どうぞ、身ひとつで(?)お出でくださいませ!
そして、何なりと(笑)話掛けてやってください~。
普段一人で作業しておりますと、直接作品を読んでくださる方と
お会い出来る機会がほんとうに得難いもので、
どれほど力になるか、毎回私も嬉しく、楽しみに感じております。
午後から雨の予報もあるけれど、それほど雨脚が強くならなければ
いいですね、好天を今夜は祈りましょう~!

そして、遠くにお住まいでなかなかお会いする機会ができないけれど、
いつも応援してくださる読者の皆様方、
パラボリカさんの展覧会会場のようすを撮ってきますね!
ゆきべに祭り、ぜひココロの内だけでも共にご参加ください~!
3日の発売日には、ゆきべにの二人の兄弟が
皆様のところへ無事まいりますように・・・・!
(邪悪な”こびと”との遭遇には、みちみちご用心あれ!)
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薔薇の名前、シンベリン。オースチオンカタログから名前を削除された
シルバーがかったピンクの薔薇。
*

明日から七月・・・!
皆様にとって最高の、すばらしき一ヶ月となりますように!











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by junekite | 2012-06-30 13:50 | 日々帖

「ゆきしろ、ばらべに」、届きました!

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いよいよ7月3日に発売が迫りました
新刊「ゆきしろ、ばらべに」、一足先に今朝刷り上がった本が
手元に届きました!幾度も色校でチェックしていただいたカバー、
中の綴じ込みのポストカードや口絵のカラーイラストも
とても綺麗な刷り上がりになりました!
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今回、帯文に素敵なお言葉を寄せてくださった
中村明日美子様へ、心よりの感謝を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
吉田アミさんが作成してくださった巻末の作品年表や、
まさか掲載されることになるとは思わなかった、担当さま提出用の
キャラクターラフ画(ホントにラフ絵で恥ずかしい・・・)収録など、
これまでにない要素が盛りだくさん!とても新鮮な一冊となりました。
どうぞ皆様、発売までもういましばらくのお待ちを・・・!
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以前、ちょこっとブログでご紹介いたしました
「ゆきしろ、ばらべに」発売記念に、薔薇の名前に因んで制作しました
カラー原画小品三点を、再び当ブログのコメント欄を使用してご応募いただく
かたちでの「薔薇の名前原画フェス」を
開催させていただこうかな、と考えております。
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以前のエッチング小品祭りの時のように、
コメント欄への先着様、というかたちになりますかと・・・どうにも慌ただしい
方法で、原画をいつもご希望いただいております皆様方へは、
このたびもたいへん恐縮です・・・。
日時はまだ未定ですが、7月上旬頃を予定しております。
なるべく早く、作品内容の詳細をアップできればと思います。
ニュアンスカラーと呼ばれる、ちょっとフシギな微妙な色合いの薔薇を
イメージしたカラー原画小品です。
因みに、上のイラストは「Ash Wednesday(灰の水曜日)」という名前の
薔薇をイメージして描きました。このグレーの色味を帯びた薔薇は、
黒赤の深い色味の薔薇とのとりあわせがとても美しいのです。
三作品揃っての詳しいご紹介のほう、もういましばらくお待ちくださいませ。

サイン会にお越しくださる予定の皆様方、
7月1日もお天気に恵まれるとよいですね!
パラボリカさんにて、ゆきべにほか原画ともども、会場にて
お待ち申し上げております~!












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by junekite | 2012-06-27 12:47 | 日々帖

枇杷のこと。(&オフィシャルブログ更新です)

*
まずはじめに、オフィシャルブログ「鳩小屋通信」更新のおしらせから!
このたびOPENを迎えました「アックスストア」のご紹介と、
そこでのうれしい特典のお知らせ、
そしてパラボリカ・ビスさんで昨日初日を迎えました
林美登利さんによる「カストラチュラ」トリビュート展、および
同時開催の中川多理さんの人形展、マンタム氏による個展のようすを
お知らせいたしております。全貌のうちのほんの一部ですが、
よろしければご覧くださいませ!

・・・で、突然ですが、
皆さんは枇杷を食べたあとの種(タネ)って
どうされてますか?
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外側の皮を剥いて、焼酎やホワイトリカーに漬け込んでおくと
杏仁のような芳香のある、喉にもとてもよい枇杷の種のお酒ができあがりますよ。

北原白秋の詩に出てくる杏仁水って、こんな香りだったのかな?と
思うと、気泡の入った古い硝子の薬壜がとても似合うような気がします。
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気が向かれましたら、是非ともいちどお試しあれ!

追伸:
コミックナタリーのニュースで、新刊「ゆきしろ、ばらべに」をご紹介いただきました!














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by junekite | 2012-06-23 12:13 | 日々帖

キャベツかぶ(コールラビ)の曇天サラダ。

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どーん、と不可思議な根菜のアップを掲げつつ、まずは
7月1日(日)、パラボリカ・ビスさんにて開催されます予定の
新刊「ゆきしろ、ばらべに」(太田出版刊) サイン会のお申し込みのご予約
受付スタートのおしらせです~。
当日は、13:00、 15:00、 17:00の三回に分けての時間帯での開催を
予定いたしております。(一回の定員は30名様です)
詳細、ご予約お申し込みはパラボリカさんのウェブサイトのほうをご覧くださいませ~!

フライヤーもできがったもようです!
人形作家林美登利さん制作の・・・これは、カストラチュラの
”ちび”シャーロット・リン・・・!!?初めてお写真を拝見してしまいました・・・
こ、これは・・・すごいです!!
みなさん、是が非でも”彼”に会いにいらっしゃるべきです・・・!!(笑)
纏足靴を履いた「足」のシャシンも見えます!
一体、どんな展覧会になるのでしょうか・・・本当に今からとても楽しみです・・・!

*
私は、今回は新刊の単行本まわりのカラー原画を二点と、
やはりカストラチュラ関連でワタシも参加したーい、と思い立ち、
あんまり大きくないカラーイラストの描きおろしを一枚、展示させていただく
予定です~。グリム童話とカストラートが混在してものすごいことになりそうです。(笑)
ぜひぜひ、会期内には一度、足をお運びになってみてくださいね!
そして、サイン会のほうも、ワタシに直接会ってみてもいい、という奇特な方は
ぜひぜひご予約いただけますれば、当日みなさまのお越しを
心より、お待ち申し上げております~!
どうぞ、7月1日は長く時間をとっておりますので、
お時間のある方はお越しになってみてくださいね・・・!

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冒頭の不可思議な野菜は、
「コールラビ」という名前の野菜。「キャベツかぶ」の意なのだそう。
朝、家族が畑から引っこ抜いてきたばかりのものが
夕方には宅配で届きました・・・物流ってほんとにすごい。
名前のとおり、キャベツ風味のブロッコリーの芯というかカブというか、
まずはグレープフルーツと合わせてフェンネル風味のサラダに。
残りは、新玉葱のスゥプにバターといっしょに投入、
どちらも美味しくいただきました。
ドイツではよく食べられている野菜とのことで、グリム童話が原作の
「ゆきしろ、ばらべに」のゆきべにちゃん達の(今回、担当様とのやりとりですっかりこの呼び名が定着)
暖炉にかかったお鍋にも、コールラビが煮えていたのかな?と想像。

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こちらの絵は・・・展覧会イベントとは関係のない絵です。
「ゆきべに」に因み、赤や白ではない、ニュアンスカラーと呼ばれる
薔薇の名前をイメージして描いたけれど、 これらの絵はどうやって、
どうしようかなーと(?)まだ思案中・・・。
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一見、まったく「薔薇」っぽくないのですが・・・。










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by junekite | 2012-06-16 14:11 | 日々帖

ゆきしろ、ばらべに

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雨に濡れると、鉱物めく青紫色がいっそう鮮やかにみえるような紫陽花の花。
傘を差した下、視線の端にその青色が見えると、つい引き込まれるように
近づいて、この世にはない青い水晶のようなその色に見入ってしまいます。
この花が六月に咲くのは、雨の下で一番きれいに見えることを
紫陽花自身がよーくわかっているからなのではないかと思えてしまうほど。

薔薇は、もう盛りの時期を過ぎてしまったけれど、
「ゆきしろ、ばらべに」は、次のあたらしい単行本の題(タイトル)。
昨日、カバーの色校が刷り上がって送られてきました!
デザイナーの坂本志保さんの遊び心で、「ニオラの黒い騎士」のときの
紋章を、(こちらは朝顔だけれど)中のイニシアルを「I.H」に変えたものを、
ヨーロッパの古いファブリックの文様のようにカバーや見返しに鏤めて、
どこか、古い絵本の無邪気さに加えて妖しささえも相まって漂う
これまでにないような趣きの一冊となりそうです!
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六月下旬より、パラボリカ・ビスさんで
三名の作家様による展覧会が同時開催される予定です。
くわしい内容を、また追ってお知らせさせていただきたいと
思いますが、今回、私のとある作品をトリビュートしてくださり、
作品の登場人物のお人形を制作してくださった人形作家様の
展示も開催されます!(私も、またそのお人形さん達にお会いして
いないので、とても楽しみ・・・!)
「ゆきしろ、ばらべに」刊行記念のサイン会なども、途中
企画してくださっておりますので、どうぞパラボリカさんのアナウンスメントのほうを
お見逃しなく・・・・!
単行本まわりの原画の展示なども予定しております。
どうぞ、お時間をつくって、ぜひとも会期中は一度、
足をお運びになってみてくださいね!

(※7月1日(日)、新刊発売記念サイン会のご予約受付がはじまりました。
パラボリカ・ビスさんのHPにて詳細をご覧くださいませ!)
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太陽の前を、金星が横切ったころ
亡くなったレイ・ブラッドベリへ、心からの讃辞を。
そして、安らかな眠りを祈って。


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by junekite | 2012-06-09 12:40 | 日々帖

沈む翡翠の数珠・・・六月朝餐 

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相変わらず和食器不足・・・
どうもピッタリな器がなくって、よそいかたがしっくりこないのですが
母方筋の親戚の蔵開け(というか蔵そうじ)をしたときに
母が持ち帰ってきた蓋つきの飯茶碗を、
またワタシが自分で使う用に持ち帰ってきてしまったもの。
ご飯茶碗は、小振りなこの容量で丁度いい年頃になりました。(笑)


スナップエンドウが山盛り、そしてグリーンピースも袋ひとつぶん!
青々しくって、ほんとうにこの時期そのものをいただくかのような瑞々しいたべもの。
どちらも好物なのに、店頭で売っている緑の豆たちは
大事にパッケージされているけれど量が少なくて、何となく物足りない・・・だから、
好きなだけ茹でて好きなだけ食べられる、家成りの野菜がどっさりと送られてくると
本当に嬉しい。


スナップエンドウは、茹でたてにクレイジーソルトをふって
マヨネーズを付け付け、食べるのが一番好き。
グリーンピースは、やっぱり何と言っても豆ご飯!
けれど、その前に一度やってみたかった・・・グリーンピースでつくる翡翠のお数珠。
なんというか、仏事のお席での会食の献立なんかに合いそう・・・。(笑)
(観葉植物の、「グリーンネックレス」にもそっくり!)
一粒一粒、針と糸で通して(何粒くらいが一番見栄えがいいのか、
ちょっと考えてしまった)少量の本葛を溶いた出汁で炊いてみたもの。
冷蔵庫で冷やして、ガラスの器でいただくのもよさそうです。
人に供して食べてもらうときは、(たぶん)チョキン、と
鋏で糸を切って食べるのだと思います。
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もう六月ですね、本当に早い・・・。
古い絽の着物の端切れを買ったけれど、
絽の半襟は、盛夏になる前は早いのかな・・・。
(コッソリつけかえちゃおっかなー。びくびく。)



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by junekite | 2012-06-02 18:12 | 日々帖